最近テレビを見ていたら、こんにゃくが美容に良いと聞いてびっくりし、少し調べてみました。
こんにゃく芋には、米や小麦より7~16倍も多い植物性グルコシルセラミドが含まれていて、注目を集めています。グルコシルセラミドは人間の肌にも存在し、うるおいを保つために欠かせない成分です。グルコシルセラミドはセラミドが分解されてできる成分であり、セラミドを再合成する際に必要な成分であり、グルコシルセラミドが不足すると結果的にセラミド不足になり、乾燥肌が進行してしまいます。また、グルコシルセラミドは細胞同士をギュっとくっつける役目を持ち、これが肌のバリア機能を高めることにつながります。グルコシルセラミドを補うことで、肌の保湿力が高まり乾燥肌対策になるだけでなく、アトピー性皮膚炎や角化症などの皮膚炎の症状を緩和したり、さらにはシワやシミなど肌の老化を防いだりとうれしいポイントだらけです。
セラミドは皮膚の一番表面にあたる角質層に存在し、この層は肌に塗った化粧品が浸透するエリアです。植物性グルコシルセラミドを高濃度で配合した化粧品を使えば、肌に浸透してセラミドを増やし、潤いを持続してくれます。最近は、さらに浸透度を高めるために成分をナノ化したものや、浸透性の高いグルコマンナン(水溶性中性多糖)を主成分とした加水分解こんにゃく根を使ったものなどが登場していて注目されています。