一日のスタートはメイクから、という女性は多いと思いますが、一日の終わりの洗顔はどのように行っているでしょうか。クレンジングを使うと下地やファンデーションなどがきれいに落ちて顔がさっぱりするため、このあとに洗顔をしないで済ませてしまう女性も少なくありませんが、実はこの2つは役割が全く異なるため、どちらも美容のためにはおろそかにできません。
まず、それぞれの違いですが、クレンジングには化粧品の油分を落とすことと、毛穴に詰まった汚れの除去という2つの役割があります。それに対して洗顔にはほこりや古い角質などの汚れを落としたり、落としきれずに残ってしまったクレンジング剤を洗い落とす役割があります。つまり、それぞれ落とせる汚れの種類が異なることからどちらも美肌に重要なステップとなるため、この双方をしっかりと行う「ダブル洗顔」が美容には欠かせないと言えます。
更に、肌に残った不要な汚れをきちんと洗い流すことで、その後に行う化粧水や美容液などのスキンケアアイテムの美容成分がしっかりと角質層まで届くようにもなります。しかし、顔を2回連続で洗うことになるため、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうことから乾燥肌や敏感肌などに悩んでいる女性にとっては肌への負担も気になります。そのため正しい方法で行うことが大切となりますが、そのポイントはクレンジングの際にメイクの濃い部分はリムーバーで先に落としておくことと、使用量は適量を守ることにあります。
クレンジングの際にベースメイクと同時にアイメイクなどの濃い部分も一緒に落とそうとすると、どうしても指に力が入りごしごしこすってしまうことになりますが、先にリムーバーを使うことで肌への負担が少なくなります。
また、よりきれいに落としたい気持ちからつい多めに取ってしまいがちですが、多くても少なくても負担は大きくなるので、パッケージの推奨量を守って使うのがおすすめです。洗顔の場合はしっかりと泡立てたきめ細かい泡で包み込むように洗うことがポイントで、肌をこすらないように優しく行うように心がけましょう。