美肌になりたい、そんな場合にまず美容液や化粧水をチェックするという方は多いでしょう。化粧水や美容液によるケアも大切ですが、美肌を作るためにまず重要となるのは、洗顔方法だといえます。正しい方法で洗わなければ、皮膚についている汚れや皮脂等をきちんとリセットすることができません。肌が汚れた状態で化粧水を使用しても、成分をしっかりと浸透させることはできないでしょう。
洗顔で大切なのはきちんと汚れをリセットすること、そして肌に負担をかけないことです。皮膚は摩擦に対してあまり強くないため、力を入れてこすらないよう気をつける必要があります。優しく洗った後は、洗浄成分が肌に残らないようすみずみまでしっかりと洗い流すことが大切です。顔は平らではなく、意外と凹凸のある形状をしています。鼻の脇や唇の下、目元などへこみのある部分には洗浄成分や汚れが残ってしまいがちです。細かい部分まできっちりとすすぎ、時間をかけて洗い流しを行いましょう。
自分の肌質や年代に合った洗顔料を選ぶことも、重要となります。女性の場合、肌の皮脂分泌量は20代前半がピークとなっており、その後年齢が進むにつれてどんどん低下していきます。10代後半や20代の頃には油性肌であったとしても、年齢を重ねるとその後乾燥肌になっていく可能性があるのです。余分な皮脂はニキビ等のトラブルを引き起こす原因となりますが、完全に除去してしまうと今度は肌のバリア機能が低下し、肌荒れなどの問題が起きやすくなります。必要以上に皮脂を落としてしまうと、肌が本来持っている保湿機能を損ねてしまうことになりかねません。美肌を保つためには、洗顔によって皮脂をコントロールし適度に保つことが大切となるのです。
洗顔後に顔を拭く際にも、皮膚を摩擦しないよう気を配る必要があります。タオルは常に清潔なものを使用し、優しく水分を拭き取りましょう。常に肌をいたわり、負担をかけないよう気をつけることが大切です。
