スキンケアでは化粧水など様々なものを顔に塗布しますが、単に行うだけではその効果は半減してしまいます。
有効成分の効果を最大限に発揮するには、まずはしっかりとした洗顔を行うのが美容の基本中の基本です。
顔の皮膚は毎日新陳代謝が行われ、細胞が生まれ変わるターンオーバーが働きますが、この際に古い細胞が老廃物となり排泄され、次に新しい細胞が肌を作り出します。
ここでの老廃物は皮脂や汗、雑菌などと混ざり、汚れとなって肌に停滞します。
これを放置しておけば毛穴や皮膚を塞いでしまうため、ここにどんなに優れた化粧水を塗布しても浸透するのを妨げてしまいます。
スキンケアでは有効成分を、いかにして皮膚の奥にある深層まで届けられるのかが重要で、洗顔が大きな影響を与えます。
一方、洗顔は強く擦るのも御法度で、万が一皮膚を傷つけてしまっては本末転倒です。
汚れは一気に落とすのではなく、やさしくゆっくりと落とすのがコツで、皮膚をいたわりながら綺麗にしていきます。
40度程度のお湯を使用するのがおすすめで、この温度は皮脂が溶解しやすい温度です。 もちろんそれぞれ耐えられる温度は違うことから、適宜調整しても構いません。
皮膚が綺麗になったら、いよいよ化粧水の塗布を開始します。
毛穴がオープンになり浸透しやすい状態になっており、この時こそ有効成分を皮膚の深層まで届ける絶好のチャンスです。
適量を手に取って全体的に押し込むように塗布すれば、有効成分が浸透します。
これにより肌の細胞が生まれ変わるターンオーバーが正常化するのはもちろんのこと、老廃物の排泄やコラーゲンの産生が促されるほか、血液やリンパの流れも良くなり、肌が本来持っているハリやツヤ、瑞々しさを取り戻すことができます。
美容の効果を最大限に発揮するには洗顔が何より大切で、清潔感を保つのと同時に肌の環境を整えることが可能です。
毎日の洗顔こそが美容の基本で、全ての道へ通ずると言っても過言ではありません。
