加齢やストレスなどからお肌のみずみずしさやハリ、ツヤが失われてしまうことがありますが、それを補うための手段にスキンケアがあります。
洗顔をした後で美容液を塗布し水分や栄養分を与え、血液の循環やリンパの流れを促進しながらお肌の細胞が生まれ変わるターンオーバーを正常化させていきます。 お風呂上りで毛穴が開き皮膚が解されている状態で行うのが効果的で、美容液がお肌の深層まで浸透しやすい状態になっています。
また、朝風呂よりも夜のお風呂の後の方がよく、スキンケアを行ってから就寝すれば深い眠りについた際に副交感神経が優位になり快眠ができるのと同時に成長ホルモンの働きが活発になり、お肌のターンオーバーに寄与します。 朝になればすっきりと目覚めることができ、お肌に美容液が浸透して一定のみずみずしさを感じられることがあります。
しかし、これらのスキンケアを毎日しっかりと行ったとしても、もうひとつ効果が実感できないケースも少なくありません。
この原因として考えられるのが、洗顔の段階で何らかの問題があるケースです。 美容液は主に毛穴から入り込み、お肌の深層へ有効成分が浸透していきますが、ここでもしも汚れが残っていれば浸透を阻害し、思っていたほどの効果が得られないことがあります。
毛穴の中には皮脂や雑菌などが溜まりやすく、しっかりとそれらを落とすことが大切です。 十分にお肌を温めて毛穴を開かせた状態で洗顔を行い、毛穴の奥にある汚れを除去したところに、スキンケアを行うことでより高い効果が期待できます。
一方、洗顔を意識するあまり強くこするほか、洗浄力が強すぎるスクラブ剤などを使用するのも厳禁です。 強い力と強い薬剤で行うよりは、やさしい薬剤でやさしく洗うのを複数回繰り返す方が賢明です。 これによりお肌をやさしく労わることと、しっかりと汚れを落とすのを両立することができます。
その上でスキンケアを行えば有効成分がお肌の奥まで浸透し、本来持っていた力を引き出すことができます。