鏡で見るたびに気になる毛穴、メイクで隠そうとするとどうしてもファンデーションが厚くなってしまい皮脂による化粧崩れに悩まされます。そう簡単に治せそうもないと諦めてしまいがちな毛穴の開きや黒ずみですが、毎日のお手入れで改善されるのを知っていますか。本来、毛穴の役割は肌が持っている水分の蒸発を防ぐために皮脂を出し、その皮脂膜で肌に蓋をして潤いを保持してくれています。しかし肌へのさまざまなストレスが原因でバランスが崩れ、毛穴の悩みへと繋がるのです。落としきれなかった皮脂やメイク汚れは時間が経つと酸化して黒ずんでしまい、Tゾーンと呼ばれる額・鼻、そして顎は皮脂腺が多く皮脂の分泌も多いためザラザラとしてきます。そんな時はゴシゴシこすらずに、しっかり泡立てた泡のクッションで優しく丁寧に洗顔しましょう。泡立てネットや泡立てブラシを使うと簡単に泡立てることができます。鼻や小鼻の付け根部分はくるくると円を描くように洗うとザラザラが解消されます。なかなか解消されない場合は洗顔前に顔に蒸しタオルを当て温めておくと毛穴が開いて汚れが落としやすいです。流す時は乾燥を防ぐために熱すぎるお湯は避けましょう。毛穴の汚れをきちんと落としたら化粧水や乳液などの保湿ケアをしっかり行います。洗顔後は乾燥しやすいため、濡れたまま放置したり時間を置いたりせずにすぐに保湿します。肌を乾燥から守ってくれている皮脂ですが乾燥が進むと過剰分泌してしまい、それが毛穴に溜まり角栓や毛穴の広がりの原因になるからです。化粧水の中には毛穴に良い美容成分が入っていたりするのでコットンパックも美容効果が期待できます。できてしまった角栓を指で無理に押し出したり、吸着力が強い剥がすタイプのパックの使用は炎症が起きたり肌にダメージを与えてしまうので注意が必要です。怠ってしまうと他のお手入れがあまり意味をなさなくなってしまうお手入れの基本の洗顔ですが、その美容効果は絶大なのです。
