美容にこだわりがある女性は、あらゆる面で肌の手入れを欠かしません。しかし、それを見習おうとする女性はいくつかの点を見落としやすいです。洗顔もその一つであり、ケアの準備ぐらいにしか考えていないケースが多く見受けられます。実際は準備ではなく、むしろ美容の中心といっても過言ではありません。なぜなら、いくら優れたクリームや化粧水を使おうとも、それらを塗られる肌が汚れていては意味がないからです。
そう言われると、しっかりクレンジングで落としているから問題ないと反論する人もいます。たしかにクレンジングは大切ですが、やり方によってはマイナスに作用している可能性もあるのです。忙しい現代女性は、除去力の強さを優先する傾向があり、それによって肌をかなり傷つけているケースが少なくありません。メイクを簡単に落とせるということは、それだけ肌にリスクがあることも意味しています。したがって、できるだけ天然由来の成分で構成されているものを選びしょう。
また、手を強く押し付けないこともポイントになります。とくに重要なのは指先に力を入れすぎないことです。顔の皮膚はとても薄いため、指の圧力は大きな脅威になってしまいます。あまりに強く押すと、目に見えないレベルで皮下出血が起こることもありえます。そのため、基本的には指を使わず、手のひらで包みこむつもりで顔を覆いながら洗いましょう。赤ちゃんの顔だと思って柔らかいタッチを心がける必要があります。
お湯の使い方も洗顔における忘れてはいけないポイントです。シャワーで飛ばす水圧が強い場合も、やはり皮膚は負荷を受けてしまいます。温度も熱すぎると肌にストレスをもたらすため、ぬるい程度に設定しておくのが基本です。こうして汚れを落とすことだけでなく、顔をいたわりながら洗っていく必要があります。どれだけ急いでいるときでも、3分程度はかけるつもりで臨みましょう。皮膚が赤くなってないか鏡でチェックすることも忘れてはいけません。