肌にツヤを出したい場合、ファンデーションやパウダーに気を使う人が多いでしょう。しかし、実はそれらよりも注意を向けなければならない要素があります。それは日々の洗顔であり、取り組み方によって肌の状態に大きな差が生じることになるのです。そういわれても、やり方はすでに知っているという人も多いと予想されます。たしかに基本的な方法は子どもでも把握していますが、肌のツヤまで考慮して行えている人はあまり多くありません。
美容で大切なのは丁寧な地ならしです。汚れた肌という困った土地に、いくら化粧水という養分を与えても良い成果は得られないので気を付けてください。鏡で確認しただけでは、肌は汚れていないように見えるかもしれません。しかし理科の実験のように、虫メガネや顕微鏡で拡大してみると、さまざまな物質が付着していることが分かります。新陳代謝によって取れた角質もそうですし、メイクの残りが付着しているケースもあるでしょう。もちろん空気中に浮遊していたゴミが付いていることも珍しくありません。
それらは肌の透明度を大きく下げる要因であり、化粧水の浸透を妨げるバリケードにもなります。そのため美容の観点では、とにかく肌を綺麗な状態に持っていかなければなりません。つまり洗顔を完璧にこなすことが、ツヤのある肌を手に入れる第一歩ということです。とはいえ、それほど難解なことにチャレンジするわけではないです。基本的には泡の吸着力を高めて、肌の汚れを吸い付けることを意識します。泡は肌と手の間でクッションとなり、摩擦によるダメージを減らす役割も果たしてくれます。
イメージとしては、ケーキを作るときのホイップクリームに近づけていきましょう。指先にくっついて尾を引くぐらい細かなレベルで泡立てることがポイントです。もとから泡状の洗顔フォームもありますが、そのままだと粒子が粗いことも珍しくありません。素の状態で満足するのではなく、さらに泡だてるようにしましょう。