高価な化粧水や美容液を使っているのに、全然効果が感じられないと悩み、様々な基礎化粧品をジプシーしてしまう人は少なくありません。効果が感じられない理由は、美容効果を引き出すための正しい使い方が出来ていないからと考えられます。
そこで、肌をきれいにする洗顔を、窓ガラスの掃除に置き換えて考えてみましょう。窓をきれいにするためには様々な道具が売られており、これらが化粧品に当てはまると考えると分かりやすいのではないでしょうか。
多くの道具を揃えれば、これで窓ガラスはきれいになるに違いないと考えられます。けれど、実際にはなかなかきれいにならないこともしばしばです。なぜなら、使い方が間違っているからです。
このたとえを再び洗顔に当てはめて考えてみると、様々な美容効果を謳った洗顔料がたくさん売られていることに気付くでしょう。その形状は多岐にわたり、液体やクリーム状のフォーム、美容液タイプに固形石鹸、さらにパウダーなど多種多様です。
一般的には肌に負担をかけないよう、泡立てネットなどを使ってしっかりと泡立てるのがベストと言われますが、中には泡立てが適していないものもあります。美容液タイプなら、肌につけてマッサージするようにくるくると馴染ませるのがベストな使い方です。パウダーは少しずつお湯や水を加えてクリーム状に練って顔を洗うことで、効果を発揮します。
一方で、クレイと呼ばれる泥を素材に使ったものや、固形石鹼は泡立てネットを使ってたっぷりの泡を作り、泡で汚れを取るように肌の上を優しく転がすのが、最も効果的です。
このように、洗顔料のタイプによって使い方は異なり、正しく使えていないとせっかくの効果を引き出すことが出来ません。場合によっては、きちんと汚れを落とすことさえできていない可能性すらあります。
高価な化粧水やエッセンスを肌に浸透させるためには、洗顔料の正しい使い方をきちんとチェックすることが、汚れを落として美しい肌になる近道と言えるでしょう。