多くの人がしてしまう美容の誤りとして、メイクの先走りが挙げられます。いくら美しく仕上げたいからといって、いきなり化粧品を顔に塗っていくのは間違いです。なかなか肌に馴染まないどころか、逆に汚く見えてしまうこともありえます。その原因となっているのは化粧の準備不足に他なりません。しっかり基礎を整えてからではないと、クオリティが高い化粧品も台無しになってしまいます。
その基礎づくりに欠かせないのが洗顔であり、正しい方法で適切に実施することが大事です。最初のポイントはしっかり泡立てることですが、これを怠っていきなり顔に擦りつける人が少なくありません。このやり方では顔の汚れが取れないだけでなく、肌を傷つけてしまう恐れもあります。なぜなら、手と顔の摩擦によって肌に負荷がかかってしまうからです。一方、しっかり泡立てておくと、細かな粒子が肌をコーティングする形になります。潤滑油のような働きをして、ストレスのない洗顔が可能になるというわけです。
また、粒子が毛穴に入り込んで、内部の汚れを除去できることもポイントの一つです。もちろん使用している洗顔フォームにもよりますが、たいていの場合はそれぐらいの洗浄を行えます。毛穴に汚れが詰まっていると、広がりの原因にもなるので注意してください。適切に取り除いておくことで、黒ずんだ状態になることも防げます。なかなか泡立てられない場合は、洗顔ネットを用いるという手もあります。手だけで行うよりも効率的に細かい泡ができるでしょう。
上記のポイントをしっかり押さえるだけで、ワンランク上の美容を実現しやすくなります。ただし、洗い流す時にも神経を使わなければなりません。むやみに高圧のシャワーを顔に当ててしまうと、やはり肌にダメージを与えることになるからです。湯の温度も重要であり、熱いと感じるほど上げてはいけません。このように、常に肌をいたわる心で実施することが何よりも大事です。
