肌にはきちんとした新陳代謝が備わっており、毎日不要なものが生まれています。しかし敏感肌や乾燥肌の方の美容法として、洗顔などの洗浄をあまり行わない方が増えてきました。これはターンオーバーという肌の新陳代謝が乱れていて、常に皮膚が薄くなっている方にはおすすめですが、健康で問題のない肌や皮脂が多く出る脂性肌の方には向いていません。むしろ日々の洗顔で落としきれない汚れなどが蓄積し、ニキビや肌トラブルの要因にもなり得ます。せっかく手をかけてスキンケアをしたとしても、効果を最大限実感できないことにも繋がるのです。
洗顔一つとってもその種類は様々です。スキンケアのように肌の質に合わせて使い分けをするように、洗顔も自分の肌タイプに合わせて使う事をおすすめします。乾燥、敏感性の肌の方には保湿成分がきちんと入っているか確認してください。もっと重要なのは、メントールやアルコールなどの清涼感のあるものがたくさん入っているものは避けて下さい。これは、皮膚が薄く乾燥しやすい人にとって、より肌表面の水分が失われやすくなり、肌状態を悪化させかねないからです。洗浄成分にもこだわるなら、アミノ酸系や弱酸性といった優しい成分を選択してみてください。脂性肌の方は逆に保湿成分を強調している商品は洗浄成分が少ない可能性もあり、十分に洗いあがらない可能性があるので、気をつけましょう。せっけん由来のものは比較的洗浄効果が高く負担も少ないので、チェックしてみてください。
美容効果を生かすためにも、毎日の汚れはその日のうちにケアすることが美肌の近道です。洗顔できちんと汚れが取れていないからと、ピーリングやスクラブをする方もいますが、乾燥や敏感肌の原因になっていることもあります。美容意識が高い方ほど、セルフケアでこの悪循環に陥っている方がいるので、要注意です。毎日の習慣でケアできていれば、過度にケアをしなくて済むようにもなるので、今一度見直してみましょう。
