肌は酸化した皮脂や空気中のホコリ、塵などからダメージを受けます。
その為、定期的に洗い流して肌の状態をリセットすることが、美容においては重要になってきます。
洗顔はまさに皮脂を始めとした汚れ落としに最適で、しかも擦らずに汚れの大部分を優しく洗い流せるのがポイントです。
つまり、逆にいうと擦り洗いは逆効果で、擦らずに洗うからこそ洗顔のメリットが活きてくるといえるわけです。
美容のキーワードには、保湿や栄養補給、アンチエイジングなどが挙げられますが、いずれも正しい洗顔が前提にあってこそです。
皮脂が残っていると化粧水が浸透しませんし、混合肌の場合はいつまでたっても保水ができず、根本的な解決に至らないでしょう。
肌から補給する栄養についても、皮脂やホコリが浸透を阻害しますから、やはり丁寧に洗ってからケアすることが大事です。
アンチエイジングは、肌が受けたダメージを癒やしつつ、若さに繋がるケアをすることが鍵を握ります。
これら美容に共通する重要で基本中の基本となるのが、肌の基礎づくりともいえる洗顔です。
体の内側から細胞の若さを追求することも大切ですが、肌の若さや健康の基本は表面のケアにあります。
顔を洗う時は赤ちゃんの肌をイメージして、泡立てた石鹸で優しく汚れを包み込むようにします。
毛穴の汚れはついつい力を入れて落としたくなりますが、ゴシゴシと洗うのは厳禁です。
そして泡をしっかりと洗い流し、水滴を拭き取って乾燥させないことも重要だといえます。
タオルドライの際も擦らないように注意して、肌表面が乾燥する前に化粧水、乳液といったケアをしましょう。
現代はエアコンや除湿機のように肌の乾燥を招く空調が普及しているので、どこにいても顔の水分が奪われる恐れがあります。
それだけに、室内には湿度計を置いて常に湿度に注意すること、必要に応じて加湿器を使って乾燥を防ぐことが美容に不可欠です。