多くの人にとって洗顔は日常的な作業の一つでしょう。手軽に済ませるケースが多く見受けられますが、それが原因で美容に問題が生じている可能性もあります。
調子が悪いと感じているなら、この機会に方法を見直すのが得策です。人間の部位の中で顔はとても汚れやすい箇所に分類されます。そう言われると、接触の多い手のほうがよく汚れると反論する人もいます。しかし、手はこまめに洗いやすいという点で、不潔な状態になりにくいという特徴があります。
一方、顔は自宅に戻るまで一度も洗わないケースが多いです。接触が少ないと思っている人も、実際は手で何度も触っていることが少なくありません。ただし、本質的な原因は手で触れる行為ではなく、空気中を飛散する粒子や肌から湧き出る汗や皮脂です。それが次々と蓄積していても、あまり目立たないため汚れを認識できていない人が多くいます。汚れが少ないと認識していると、洗顔の際に手を抜きがちになりやすいです。
そうなると他のスキンケアの効果も低くなるので注意しましょう。肌が清潔に露出した状態にならないと、化粧水や美容液は浸透しません。表面の汚れに遮断されてしまい、歪な形で表面に残り続けることになります。
それが原因で肌荒れが起こることまで懸念されるため、まずは徹底的な洗顔が必要というわけです。
ただし、力任せに肌を擦れば良いというものでもありません。いきなりシャワーで強くすすぐことも問題外です。しっかり洗顔フォームを泡立てて、毛穴にまで侵入させるつもりで、じっくりと顔にフィットさせます。その状態で力を入れずに、優しくスライドさせるように洗っていきます。できるだけ皮膚にストレスを与えないように、圧力を最小化するつもりで接触面を広くすることがポイントです。メイクをしているなら先にクレンジングを済ませてください。洗顔フォームは基本的にメイクの油分には対応していません。それぞれの役割を理解したうえで使い分けることが必須となります。
