洗顔は、シンプルですが美容で非常に重要な意味を持つ行為です。毛穴の中に詰まったメイクに皮脂、汗に空気中の汚れなどを一気に洗い流して、綺麗な状態にできます。では、美容効果を考えて、最も洗顔をするべきタイミングはいつかというと入浴の前後です。入浴中にしたほうが、毛穴が開くので汚れが取りやすいように思えますが、お湯の温度は肌にとってとても熱いです。もし、お湯を使って洗顔をしようものならば、そのダメージが肌に蓄積されひどい乾燥を招くことになります。また、入浴中だと髪や体を洗うついでになってしまうので、小鼻や顎などの汚れが残ってしまいますから、洗面台で集中的に洗ったほうがいいです。もし、入浴時の洗顔が習慣化すると、肌の状態が悪くなりシワやたるみといった老化現象が加速するのでやめましょう。
それに対して、入浴前あるいは体をしっかりとタオルで拭いた後ならば、熱いお湯を使うことはありませんし、手や顔も濡れていないので泡立てやすいというメリットがあります。汚れを洗い流すためには、細かい泡を立てることが需要なポイントです。クリームのように細かい泡になれば、毛穴の奥まで入り込み汚れを掻き出せます。ただし、気をつけなければいけないのが、クレンジングとあわせてやってしまうと、肌が無防備な状態になり水分が過剰に失われる可能性があります。一旦保湿をしてから肌を回復させてから入浴するとよいでしょう。
入浴後でも、やはり髪や体を洗う中で、ある程度の汚れとともに肌の水分が失われてしまいます。ひとまず保湿をして落ち着いたところで、開いた毛穴につまった汚れを落としていきます。クレンジングと洗顔を入浴後に行ったあとも、やはり保湿をして肌を守ります。肌の水分は驚くべきスピードで失われていくので、時間の余裕は10分もありません。身も心もリラックスしていたとしても、迅速に行動するべきです。特に乾燥肌・敏感肌の人は、普通の人よりも肌の乾燥がひどいので、間髪を置かずに保湿をしましょう。
